自分で本を作る

 本作りを成功させる5つの法則⑤ゴールを決める

2025-03-03

「締め切り」とは、小さな成功体験

本を作る上で大切なポイントは5つ。

1.強み「誰が?」 

2.テーマ「何を?」

3.ターゲット「誰に向けて?」

4.パーパス「何のために?」

5.ゴール「いつまでに?」

(本を書くための『5か条』についてはコチラをどうぞ)

最後のポイント「ゴール」とは、言い換えれば「締め切り」のことです。

私たちはいつも締め切りに追われています。プレゼン資料、報告資料、申し込み……。

「締め切り」はゴールへの近道

そして、この「締め切り」がなければ、おそらく多くの人はずっと本を作ることはできません!

どんなにいいアイデアがあっても、どんなに面白いテーマがあっても、どんなに書きたいことや伝えたいことがあっても、締め切りがないと、「つい、先延ばし」になってしまうのです。

だからゴールとなる「締め切り」を設定する必要があります。

締め切りの設定でやってはいけないこと

「1年後に本を出版する!」

これでは多くの場合、何年経っても本は出版できません。

「まだ1年ある、じっくりテーマを考えよう」そう思っている間に、あっというまに1ヶ月がすぎます。「でもまだ11ヶ月あるから大丈夫」そう思っている間にさらに1ヶ月が過ぎてしまいます。

仮にうまくテーマが決まり、執筆を開始したとします。

例えば200ページの一般書がどのくらいの文字数かご存知ですか?

8〜10万文字です。

WindowsでWordでテキストを作る際、デフォルトであれば1000〜1200です。つまり80〜100ページとなります。

いきなりWord100ページ分の執筆と言われても、想像がつかないどころか、心が折れてしまうこともあるかもしれません。

 

1年を分割してゴールをいくつも作る

だからこそ、分けて考えることが必要になります。

ただ闇雲に最終ゴールの100ページを目指すのではなく、いくつもゴールを設定しておくのです。

実現可能なゴールの設定方法①

では、どうやってゴールを設定すればいいのでしょうか?

「どうせ作るのであれば、ちゃんとした本を作りたい」のであれば、200ページ程度の一般書かもしれません。

ここでは一般的な本を仮定して考えていきます。

 

ジャンル:エッセイ

ページ:200ページ

版形:四六版(単行本サイズ)

1ページの文字数:570文字(38文字×15行)

この場合、本文はおおよそ10万文字です。

12ヶ月で本を作るとして

1ヶ月:テーマと構成案

1ヶ月:装丁デザインなど

10ヶ月:10万文字

 

つまり1ヶ月:1万文字(Wordで10ページ)という目処が経ちました。

ここで、自分のライフスタイルを考えてみましょう。

①  執筆は土日しかできない

②  朝活で平日の1時間

実際に分割した場合、何をどのくらいすればいいのでしょうか。

①  土日執筆の場合

土日=8回/1ヶ月=1回1250文字=Word1ページ分

②  平日の朝活1時間の場合

朝活=1時間=20時間=500文字/1時間=Wordを半分

 

このように分割してゴールを設定すると実現可能であることがわかります。

半年で本を出しければ、これの倍にするか、ページ数を減らす。

実現可能なゴールの設定方法②

ページ数を優先せずに「書きたいこと」からゴールを設定する方法もあります。

エッセイを書く場合「20の項目を書きたい」などでも構いません。

例えば、「少ないモノで豊かに暮らす20のコツ」の場合、書くことは決まっています。

・コツ:20ほん

・前書き:1本

・後書き:1本

1ゴールが原稿1本とし、シンプルに22のゴールを設定します。

1週間に1ゴールであれば22週、つまり5ヶ月で執筆は完成します。

このように、ゴールを決めるとゴールを通過するたびに達成感を得られるだけでなく、着実に本を書き進めることができます。

自分で自分に締め切りを設けるのは、とても大変です。

だからこそ、小さな目標を細かく設定することで出版の夢を叶えてください!

 

Bookoではオンラインゼミも開催しています。

次に読む記事

〈5つの法則〉をマスターしたら、執筆開始です。

書くのが苦しくなったり、モチベーションが下がった時のために必要なのがロードマップです。