本を作る上で大切なポイントは5つ。
1.強み「誰が?」
2.テーマ「何を?」
3.ターゲット「誰に向けて?」
4.パーパス「何のために?」
5.ゴール「いつまでに?」
(本を書くための『5か条』についてはコチラをどうぞ)
最後のポイント「ゴール」とは、言い換えれば「締め切り」のことです。
私たちはいつも締め切りに追われています。プレゼン資料、報告資料、申し込み……。
そして、この「締め切り」がなければ、おそらく多くの人はずっと本を作ることはできません!
どんなにいいアイデアがあっても、どんなに面白いテーマがあっても、どんなに書きたいことや伝えたいことがあっても、締め切りがないと、「つい、先延ばし」になってしまうのです。
だからゴールとなる「締め切り」を設定する必要があります。
「1年後に本を出版する!」
これでは多くの場合、何年経っても本は出版できません。
「まだ1年ある、じっくりテーマを考えよう」そう思っている間に、あっというまに1ヶ月がすぎます。「でもまだ11ヶ月あるから大丈夫」そう思っている間にさらに1ヶ月が過ぎてしまいます。
仮にうまくテーマが決まり、執筆を開始したとします。
例えば200ページの一般書がどのくらいの文字数かご存知ですか?
8〜10万文字です。
WindowsでWordでテキストを作る際、デフォルトであれば1000〜1200です。つまり80〜100ページとなります。
いきなりWord100ページ分の執筆と言われても、想像がつかないどころか、心が折れてしまうこともあるかもしれません。
だからこそ、分けて考えることが必要になります。
ただ闇雲に最終ゴールの100ページを目指すのではなく、いくつもゴールを設定しておくのです。
では、どうやってゴールを設定すればいいのでしょうか?
「どうせ作るのであれば、ちゃんとした本を作りたい」のであれば、200ページ程度の一般書かもしれません。
ここでは一般的な本を仮定して考えていきます。
ジャンル:エッセイ
ページ:200ページ
版形:四六版(単行本サイズ)
1ページの文字数:570文字(38文字×15行)
この場合、本文はおおよそ10万文字です。
12ヶ月で本を作るとして
1ヶ月:テーマと構成案
1ヶ月:装丁デザインなど
10ヶ月:10万文字
つまり1ヶ月:1万文字(Wordで10ページ)という目処が経ちました。
ここで、自分のライフスタイルを考えてみましょう。
① 執筆は土日しかできない
② 朝活で平日の1時間
実際に分割した場合、何をどのくらいすればいいのでしょうか。
① 土日執筆の場合
土日=8回/1ヶ月=1回1250文字=Word1ページ分
② 平日の朝活1時間の場合
朝活=1時間=20時間=500文字/1時間=Wordを半分
このように分割してゴールを設定すると実現可能であることがわかります。
半年で本を出しければ、これの倍にするか、ページ数を減らす。
ページ数を優先せずに「書きたいこと」からゴールを設定する方法もあります。
エッセイを書く場合「20の項目を書きたい」などでも構いません。
例えば、「少ないモノで豊かに暮らす20のコツ」の場合、書くことは決まっています。
・コツ:20ほん
・前書き:1本
・後書き:1本
1ゴールが原稿1本とし、シンプルに22のゴールを設定します。
1週間に1ゴールであれば22週、つまり5ヶ月で執筆は完成します。
このように、ゴールを決めるとゴールを通過するたびに達成感を得られるだけでなく、着実に本を書き進めることができます。
自分で自分に締め切りを設けるのは、とても大変です。
だからこそ、小さな目標を細かく設定することで出版の夢を叶えてください!
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