5つの成功法則「強み」とは?
1.強み「誰が?」
2.テーマ「何を?」
3.ターゲット「誰に向けて?」
4.ジャンル「どこで?」
5.パーパス「何のために?」
1つめの「強み」とは、本を作る上で、著者になる人が知っておくべき法則の第一項目です。
(本を書くための『5か条』についてはコチラをどうぞ)
本を作る時、最初に考えるのは一般的には「テーマ」かもしれません。確かにテーマは非常に大事なもので、テーマこそが本の50%を占めると言っても過言ではありません。
しかし、Bookoは「テーマ」より、書き手の「強み」を最優先課題にすべきだと考えています。これは個人出版でも、商業出版でも、自費出版でも同じです。
Bookoの考える本づくりとは、「誰が」「何を」書くかということを大事にしています。
現在、出版業界では、毎日200点以上の新刊が出版されています。このような状況でまだ誰も知らない、手をつけたことのないテーマや情報があるかというと、「ない」のが現実です。
また「テーマ」から入ると、売れそうなテーマ、売れてる本の真似になりがちで、著者との親和性が低くなります。
つまり、書けないことを書くことになる。書けたとしても、表面的な内容に終わることがほとんどです。
さらにインターネットとSNSの普及で瞬く間に拡散されてしまう情報は、価格という側面では無価値化されました。
加えて生成AIが普及したことにより、一般的なナレッジや知識、情報は、精度の高いものが無料で簡単に手に入る時代になりました。
だからこそ「誰が書くか」が大事になるのです。
もちろん著名人や有名人、インフルエンサーはアドバンテージも大きいでしょう。でもそればかりではありません。
名もなき個人への共感力も着実に育ってきています。
では、名もなき個人の何に共感するのかというと、「その人が、何をしてきたか」です。
「スーパーの見切り品だけで月1万円の食費で家族3人やってきた節約のプロ」
「マーケティングにハマって、気になるキャッチコピーを見つけたら全部メモしてリスト化している」
「雑草が好きで住んでいるエリアの雑草は知り尽くしている」
「秘境の寺巡りが趣味で日本全国のお寺をお参りし尽くした」
など、こうした「自分」ならではの「強み」が共感を呼ぶのです。
・好きで好きでたまらないものがある
・誰かにシェアしたい経験や体験がある
・ニッチでもその道のプロ
など、エモい人ほど著者になるとすごい才能を発揮します。
最近は、ニーズを優先した「マーケットイン」と呼ばれるモノ作りが主流になってきていますが、本づくりに関してマーケットインはそれほど通用しないと感じています。(売れた本の二番煎じ、三番煎じという意味では、大いに通用していますが)
本の面白さは、マーケットでは測れない偶然性や新奇性、「エモさ」がカギになります。いわばヒューマンエラーのようなものが著者性につながるのではないでしょうか。
そうした中で生まれる本こそが、魅力のある1冊になるとBookoは考えています。
自分の「強み」を信じて、次に進みましょう!
ふたつめの5つの法則は「テーマ」です。