文章を書くことが好きな人なら、一度は自分のエッセイ本を出版したいと思ったことがあるかもしれません。
初期費用をかけずに自費出版で成功するためのポイントまでを詳しく解説します。
出版の魅力を存分に楽しみながら、クリエイティブな世界を広げてみませんか!
エッセイは、著者の個人的な体験や思考、感情を自由に表現する文学形式です。テーマやスタイルに制約が少なく、自分の考えや感情を率直に綴ることができます。
大雑把にいうと、小説、専門書、児童書以外はすべてエッセイといっても過言ではありません。
エッセイはノンフィクションと呼ばれる大きなジャンルに属します。そこからさらに、日常生活の一コマを切り取ったものや、自分史、体験談、自己啓発など、細かいジャンルに分かれます。
代表的なエッセイのジャンルは以下の通りです。
自分の人生を振り返り、重要な出来事や学びを綴るもの。
写真と文章を組み合わせ、視覚と文字で表現するもの。
旅行の経験や感じたことを描写するもの。
料理にまつわる思い出やレシピを紹介するもの。
漫画の形式でエッセイを描くもの。
ビジネス書の多くもエッセイに含まれるものがあります。ハウツーものやビジネス自己啓発などがそうです。
すでにブログやnoteなどで書いている人におすすめです。ウェブ記事はどうしてもまとまりがなくなるので、書き溜めたことを一度体系化することで、新たな価値を生み出し、新しい表現方法を楽しむことができます。
エッセイは、自分の考えや感情を自由に表現する絶好の場です。書籍化することで、多くの人々に自分の思いを伝えることができます。
エッセイを書くことで、自分の人生や経験を記録として残すことができます。これは、自分自身にとっても、後世の人々にとっても貴重な財産となります。
エッセイ本を自費出版する際にはいくつかの課題やチェックすべポイントがあります。
エッセイ本だけに限らず自費出版の際の最大の課題は予算です。自費出版の場合、自分で原稿を書いても100万円〜数百万円が必要になります。
予算は出版社によって大きく異なります。また本のジャンルによっても異なってきます。
初期費用に加えて、書籍の買い取りや販促費が必要になる場合があるので、事前に充分確認してく必要があります。
Bookoの場合、テンプレート代とISBNコードの費用だけで出版が可能です。オプションで表紙デザインをプロにお願いすることも可能です。
エッセイとしての一貫性を保ちつつ、読者を引き込むストーリーラインを作成する必要があります。どんなジャンルにおいてもテーマを決めることは大事です。
Bookoが考える本を書く上での〈5つの法則〉も参考にしてください。
カバーはもちろん、本文のデザインも大事です。特にビジュアルを多く使用するフォトエッセイなどはブックデザインは重要です。
通常はブックデザイナーがその本に合わせて、カバーも本文もデザインします。
Bookoにはすでにブックデザイナーがレイアウトしたデザインテンプレートがあります。テンプレートにそって写真と文章を編集していけば、間違いないデザインに仕上がります。
本文や表紙に使う写真を自分で撮影する人も多くなりました。旅行記や観察日記などは自分で撮影した写真を使うのがベストです。
今ではスマホの写真でも充分印刷に耐えられます。12000画素程度あればA5サイズの本の全面に写真を使用しても印刷に耐えられます。
写真についてはこちらの記事も参考にしてください。
自分で本を作ったあとの販売は、出版社によって異なります。
従来型の自費出版
初期費用が数百万円かかりますが、一部の書店に流通されます。ただし店舗はかなり限定されます。
オンデマンド出版
最近人気のスタイルですが、Amazonや楽天ブックス、三省堂e-honでの流通がメインになります。
また自費出版でも一部の独立系書店で扱ってもらえることもあります。
近年人気の文学フリマは多ジャンルがウリで文学からライフスタイルまで様々なジャンルが出店可能な作品展示即売会です。
2023年の直木賞作家の万城目学さんが一人出版社を立ち上げ、文学フリマにブースを出したことが話題になりました。読者との直接の交流を深めるのも出版イベントの醍醐味の一つです。
SNSの活用。Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSを活用して、出版前後のプロモーション活動が必要になります。
エッセイは自分の伝えたいことや体験、経験値などを伝えるものです。
自分で作る本においては、部数の大小よりも、自分の作品への共感者に届けることが成功の秘訣です。
届けたい人にしっかり届けることができたら、そこから広がっていくきます。
か
自費出版であっても、プロフェッショナルなデザインを施すことで、読者に対して信頼性と質の高さを示すことができます。
予算は様々ですが、本文と表紙をプロデザイナーお願いすると、予算の目安は30―50万円程度かかります。
スキルシェアのプラットフォームを利用したとしても、実はそれほど安くはないことも多いようです。
Bookoではプロのデザイナーがデザインしたテンプレートを使えるので、デザインの課題はクリアできます。
そもそも日本の出版事業の興りは自費出版でした。文筆家は自分の作品を自分で作って世の中に出していたのです。
誰もが知る夏目漱石『こころ』、山田悠介『リアル鬼ごっこ』、天野節子『氷の華』は大ベストセラーとなりました。
エッセイでも同様に自費出版でヒットした本は数多くあります。
自費出版からベストセラーになったエッセイです。ユーモラスで個性的な文章が多くの読者に支持されました。その後、商業出版の声がかかり新刊も大ヒットになっています。
血液型占いをテーマにしたエッセイで、自費出版から大ヒットしました。出版界を驚かせた自費出版の底力を見せつけた1冊となりました。
お笑いタレントの島田洋七さんの祖母との生活を描いた感動的なエッセイ。有名人というアドバンテージがあるにもかかわらず、最初は売れなかったそうです。しかし著者自身のPR活動が身を結びベストセラーへと成長しました。
自費出版でエッセイを書籍化することは、自分のクリエイティブな表現を広げる方法です。自分の思いを形にし、世界に発信するために、ぜひ出版に挑戦してみてください。