自分で本を作る

オンデマンド出版だから紙の本が1冊から出版できる

2024-08-12

オンデマンド出版とは?

オンデマンド出版とはデジタル印刷のことで、簡単にいうと超超性能のカラープリンターを使った印刷製本です。

Bookoで本を作って、Booko出版を通してAmazonと楽天ブックスでオンデマンド出版をします。

紙の本が1冊から出版できるのは、このオンデマンド出版だからです。

オンデマンド出版はこれまでは考えられなかった、紙の本を1冊から、低価格で出版できるとうい夢を実現してくれました。

しかし、通常の出版との違いもあるので、詳しく見ていきましょう。

ペーパーバックとは?

 

Bookoで作る本はAmazonのPODで出版するため、造本はペーパーバックとなります。

ペーパーバックとは雑誌や海外の本をイメージするとわかりやすいと思います。カバーと帯がつかない、本文と表紙が一体になった本です。

 

本文のページ数は24ー800ページ

今、関心を集めているオンデマンド出版。AmazonのPOD出版に代表される出版スタイルです。

PODとはプリントオンデマンドのことで、簡単に言うとオンデマンド出版ということです。

Booko出版でもAmazonのPOD出版の基準に合わせています。

POD出版の際の印刷に関する決まりを詳しく見ていきましょう。

オンデマンド印刷の時のページ数

出版可能なページ数は、24〜800ページです。

薄い本から分厚い本までカバーしています。

ちなみに広辞苑(第7版)は3640ページです。

辞書は特殊な薄い紙を用いているため、こんなページ数があっても厚さは8㎝に収まっています。

印刷の技術の粋を集めた本と言えます。

800ページの本とはどんなものがあるのでしょうか?

翻訳書でベストセラーとなったトマ・ピケティの『21世紀の資本』が728ページです。

分厚だけでなく高額本として話題になりました。

トマ・ピケティを超える800ページの本に挑戦してください。

POD出版の場合、24〜800ページの中であれば、偶数ページなら何ページでも可能です。

オンデマンド印刷はイメージとしては超高性能のカラープリンターです。

カラープリンターなので1枚ずつ(裏表で2ページ)出力されます。

ですから、偶数であれば何ページでもいいのです。

オフセット印刷のときのページ数

通常、本や雑誌を印刷する場合はオフセット印刷という方式で印刷されます。

オフセット印刷の場合は、「折り」という製本上の単位が決まっています。

1折り:16ページ

本を印刷するときは大きな紙に裏表8ページずつ、合計16ページを印刷します。

この紙を特別な折り方で折りたたんで「折り丁」を作ります。

この「折り丁」を束ねて本にしていきます。

ちなみに大きな紙にページを印刷することを「面つけ」といいます。

このように印刷するので、オフセット印刷の場合はページ数が16や32の単位にする必要があるのです。

本によくあるページは

192ページ(12折り)

224ページ(14折り)

256ページ(16折り)

などです。

これはすべて16の倍数ですね。

色数は4色とモノクロを混ぜてにOK

オンデマンド印刷の色数

オンデマンド出版の場合、色数は自由に組み合わせることが可能です。

ここではBooko出版のケースで説明します。

Booko出版から本を出版する場合は、カラー印刷(CMYK)とモノクロ印刷(K)を好きなように組み合わせることが可能です。

①総ページ数:100ページ/カラーページ数:3ページ 

②総ページ数:100ページ/カラーページ数:98ページ

どちらも可能です。

さらに、カラーはどのページに配置してもかまいません。

それが3ページ目であっても、59ページ目であっても好きな場所にカラーページを作ることができます。

オフセット印刷の色数

オフセット印刷の場合、製本上の単位「折り」というのがあります。

16ページで1折り

です。

オフセット印刷の場合、大きな紙に16ページ分を一度に印刷してから折りたたみ、1折り(16ページ)にします。

1折り(16ページ)に1ページだけカラーにしても、残りの15ページのモノクロ印刷ももカラー印刷にカウントされてしまうのです。

ですので、オフセット印刷の場合カラーページは印刷コストに直結してしまうのです。

オンデマンド印刷を利用したBooko出版では、自由なクリエイティブが低価格で楽しめます。

表紙の色数と加工とは?

ペーパーバックの場合、カバーがつかないため、表紙は4色印刷になります。

また表紙に加工を施します。加工は薄いフィルムを貼って、強度高め、表紙が汚れにくくするためのものです。見た目の高級感も普通のほんと比べて遜色ありません。

 

光沢加工

別名グロス加工と言われるもので、つやつやした加工です。料理本など写真をいかした表紙デザインの場合、写真のツヤがでるので光沢加工をおすすめします。

 

マット加工

つや消し加工です。表面に僅かにざらつきがあり、落ち着いた印象です。しかしライフスタイルのビジュアル本でもオシャレ感がますので、マット加工を好んで使うケースもとても多いです。

 

無線綴じとは?

Bookoで作る本は一般的な無線綴じ(むせんとじ)になります。

そもそも無線綴じを理解するには、「和本」を知ることが必要になります。

和本とは日本の伝統的な製本で作られた本で、和紙を糸で綴じた本のことです。

この糸のことを線と言います。現在では糸を使わず(無線)糊で綴じるため「無線綴じ」です。

カバーと帯について

 

イベントでの販売や人に差し上げるためにカバーと帯をつけたい場合は、著者購入にて可能です。

くわしくはコチラをご覧ください。