自分で本を作る

本のテーマとは? 本作りを成功させる5つの法則②

2024-08-07

伝えたいことを絞り込むということ

 

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5つの成功法則「テーマ」とは?

 

1.強み「誰が?」

2.テーマ「何を?」

3.ターゲット「誰に向けて?」

4.ジャンル「どこで?」

5.パーパス「何のために?」

(本を書くための『5か条』についてはコチラをどうぞ。)

 

テーマの決め方

 

はじめて本を作る人のための〈5つの法則〉の1つめの法則は自分自身の「強み」です。なぜなら「強み」こそが、他の本との最大の違いになり、あなたが作る本の最大の個性になるからです。

 

2つめは「テーマ」。本記事では「テーマを決める時のコツ」についてお伝えします。

 商業出版においても、「なんでもできます」「なんでも書けます」という人は、意外とたくさんいます。

 

でも、本をテーマを決めるときは、「なんでもできる」より「何ができるか」のほうが大事なのです。

具体的にどういうことかというと、そこそこおいしいおかずがたくさん詰まった「幕の内弁当」より、こだわりにこだわり抜いた「特選銀シャケ弁当」のほうが本のテーマとしては伝わりやすいということです。

 

盛りだくさんの本は一見お得そうに見えますが、本作りにおいては実はこれはあまり得策ではありません。

 

例えば、「話し方」や「料理」「コーヒーの淹れ方」など、自分自身がやってきたことや伝えたいことを色々と考えるうちに、せっかく本を出すのだから、あれもこれも伝えたいし、知って欲しい、そうだ、あの話も書こう……!と、どんどんと内容がふくれあがっていく……。

 

エッセイと割り切って書くのであればかまいませんが、書いている時に、自分の中でもまとまりがなくなってくるので、悩み始めるケースが少なくありません。

エッセイでも、旅、食べ物、言葉など、何かテーマを決めた方がいいでしょう。

すでに書き溜めたブログをまとめるときも、テーマを決めたほうが編集しやすくなります。

 

 

テーマ×強みで本を作る!

 

1つに絞った「テーマ」は、1つめの法則「強み」とも大きく関係します。

 

テーマと強みを掛け合わせるともっとよくなります。ハンバーグ弁当を例に考えてみたいと思います。

 

和牛ハンバーグ弁当

 

ここに「強み」を掛け合わせてみるとどうなるでしょうか?

 

全国のお肉を食べ歩いている肉好きが作った

    ×

和牛ハンバーグ弁当

 

となると、ぐっと魅力が増してきませんか?

 

このように、あれもこれもと盛り込まずに、自分自身の「強み」をしっかりと生かすことこそが「テーマ」を考えるコツになります。

 

次に読む、おすすめ記事

 

テーマが1つに絞れたら、次は5つの法則の3つめ「ターゲット」です。

本のターゲットとは? 本作りを成功させる5つの法則③