5つの成功法則「テーマ」とは?
1.強み「誰が?」
2.テーマ「何を?」
3.ターゲット「誰に向けて?」
4.ジャンル「どこで?」
5.パーパス「何のために?」
(本を書くための『5か条』についてはコチラをどうぞ。)
はじめて本を作る人のための〈5つの法則〉の1つめの法則は自分自身の「強み」です。なぜなら「強み」こそが、他の本との最大の違いになり、あなたが作る本の最大の個性になるからです。
2つめは「テーマ」。本記事では「テーマを決める時のコツ」についてお伝えします。
商業出版においても、「なんでもできます」「なんでも書けます」という人は、意外とたくさんいます。
でも、本をテーマを決めるときは、「なんでもできる」より「何ができるか」のほうが大事なのです。
具体的にどういうことかというと、そこそこおいしいおかずがたくさん詰まった「幕の内弁当」より、こだわりにこだわり抜いた「特選銀シャケ弁当」のほうが本のテーマとしては伝わりやすいということです。
盛りだくさんの本は一見お得そうに見えますが、本作りにおいては実はこれはあまり得策ではありません。
例えば、「話し方」や「料理」「コーヒーの淹れ方」など、自分自身がやってきたことや伝えたいことを色々と考えるうちに、せっかく本を出すのだから、あれもこれも伝えたいし、知って欲しい、そうだ、あの話も書こう……!と、どんどんと内容がふくれあがっていく……。
エッセイと割り切って書くのであればかまいませんが、書いている時に、自分の中でもまとまりがなくなってくるので、悩み始めるケースが少なくありません。
エッセイでも、旅、食べ物、言葉など、何かテーマを決めた方がいいでしょう。
すでに書き溜めたブログをまとめるときも、テーマを決めたほうが編集しやすくなります。
1つに絞った「テーマ」は、1つめの法則「強み」とも大きく関係します。
テーマと強みを掛け合わせるともっとよくなります。ハンバーグ弁当を例に考えてみたいと思います。
和牛ハンバーグ弁当
ここに「強み」を掛け合わせてみるとどうなるでしょうか?
全国のお肉を食べ歩いている肉好きが作った
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和牛ハンバーグ弁当
となると、ぐっと魅力が増してきませんか?
このように、あれもこれもと盛り込まずに、自分自身の「強み」をしっかりと生かすことこそが「テーマ」を考えるコツになります。
テーマが1つに絞れたら、次は5つの法則の3つめ「ターゲット」です。