自分で本を作る

本作りのロードマップを描けば、苦しくても楽しめる!

2024-08-07

本作りのロードマップとは?

 

200ページの本は何文字?

 

例えば200ページの本を作るとして、どれくらいの文章や写真が必要だと思いますか?

 

文章だけの本の場合

80,000~100,000文字程度。

A4のWordファイルのデフォルト設定で1440文字。100,000文字書くにはA4で約70枚になります。

どれだけ筆の早い人でも1週間やそこらでは書けるものではありません。自己表現は自分の身を削っての執筆になります。

 

ビジュアルエッセイの場合

文章100ページ、写真100ページ。

A4用紙35枚の原稿と100枚以上の写真。

撮影した膨大な写真の中から本に掲載するものをセレクトするなど、想像以上にやることはたくさんあります。

 

その道のりは楽しくもあり、苦しくもある、というのが実際のところです。

 

本作りで立ち止まる瞬間とは?

 

何冊も本を書いている実績ある著者でさえも、筆が止まる、構成案が固まらない、しっくりこない、煮詰まる、このテーマでよかったのかと軸がぶれる、などさまざまな壁にぶつかりながら本を仕上げていきます。

編集者として200冊以上の書籍に携わってきましたが、するっと生まれた本は残念ながら1冊もありません。

 

「こんなに苦労して、誰が読むんだろう」

「一生懸命書いても、売れなかったらどうしよう」

「そもそも自分がこれをやる必要があるのかな」

 

どんな人でもこのループに陥ることになると断言します。著者は必ず「うんうん」と苦しむタイミングがあるのです。

 

 

〈5つの法則〉があれば迷わない

 

けれど、そんな苦しみや悩みの時に役立つのが本作りを成功させる〈5つの法則〉です。

 

1.強み「誰が?」

2.ターゲット「誰に向けて?」

3.テーマ「何を?」

4.ジャンル「どこで?」

5.パーパス「何のために?」

「こんなに苦労して、誰が読むんだろう」

  →ターゲット決めましたよね?

 

「こんなに一生懸命書いても売れなかったらどうしよう」

  →この本のパーパス(目的)はなんでしたか?

 

「そもそも自分がこれをやる必要があるのかな……」

  →自分にしか書けないこと(強み)ですよね?

 

もちろん軌道修正が必要になることはあるかもしれません。でも、〈5つの法則〉があれば、必ずゴールにたどり着くことができます。言い換えれば、この〈5つの法則〉こそが、どんなゴールを設定するかの答えにもなっているのです。

 

「やりたいこと」こそクリエイティブの源泉

 

この〈5つの法則〉の中でも重要なのが「1.強み」と「5.パーパス」だとBookoは考えます。

 

簡単に言うと「自分」と「目的」。

つまり、自分にしか書けないことを、エモい気持ちで書く!というこです。 

「楽しい!」「面白い!」「すごい!」というエモーショナルな動機はクリエイティブの源泉であり、本作りには欠かせません。

 

〈5つの法則〉はあくまで設計図です。設計図ができたら、迷わず、好きな色、好きな素材、好きなデザインを施しながら本を作ることができると思います。

 

本を作るといことは、自分のやりたいことを確認する作業からスタートします。

  

1.  誰が

2.  誰のために

3.  何を

4.  どのように

5.  なぜ

ぜひ、楽しんで自己表現をしてください!

 

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