「本を出版したい」と思っても、多くの人が3つの大きな壁に直面します。それが、知識の壁、技術の壁、実務的な壁です。この記事では、特に「商業出版」「自費出版」「個人出版」の違いを踏まえながら、技術の壁について解説します。
技術の壁とは、そもそも1冊分の原稿をどうやってまとめるのか、原稿を書いた後のデザインやレイアウト、誤字脱字のチェックなどに関する課題です。
1冊の本として原稿をまとめることは、何冊も本を書いているベテラン著者でも苦労する作業です。
しかし、どの方法でも、実際に原稿を書くのは著者自身の孤独な作業です。(場合によってはゴーストライターをつけることもあります)
このように執筆の技術を磨くことで、1冊の原稿を完成させることができます。
原稿を書き上げた後には、デザインやレイアウトの技術的な壁があります。
ここでは個人出版のハードルが最も高くなります。同人誌であれば、デザインまで自分で楽しむのが定番ですが、デザインスキルがない場合は、クラウドワーカーに依頼したり、デザインテンプレートを活用するとよいでしょう。
原稿の誤字脱字や事実確認も技術的な壁の一つです。
校閲・校正のプロは単なる誤植だけでなく、ファクトチェックも担当します。特急列車ミステリー小説の校正者が、列車のトリックが本当に可能かどうか、時刻表を調べるようなケースもあります。
商業出版の場合は出版社が校正者、校閲者を手配しますが、自費出版や個人出版の場合は、AIツールや校正ツールを活用して大きな誤植を防ぐことができます。
また、自分だけの用語の統一ルールを作成しておくのも有効です。
技術的な壁は、自分で乗り越えられるものと、プロの力やツールを借りるべきものがあります。
小説家やエッセイストのような上手い文章でなくても、いいのです。
美しい文章を書くことより、伝えたいことを自分中に持つ、そこが出発点です。
1歳児の子育てをしながら、自力で本を出版した馬場早織さん。
限られた時間の中で、本を出すために音声入力で1日1記事をコツコツ書き溜めたのです。
また装丁デザインは思い切って、プロのデザイナーに依頼。
鈴木成一デザイン室に依頼することで、一気にメジャー感のある装丁に。
さらに英語が楽しくなるようなイラストを使った表紙を希望していましたが、デザイナーのディレクションにより一線で活躍するイラストレーターさんに書き下ろしをお願いすることもできました。
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